2008-01-01から1年間の記事一覧

055:乾燥

夕立に遭った二人が着衣など乾燥できる山小屋はどこ?

054:笛

足音に耳をそばだてケースから笛を取り出す右手の震え

052:考

二時間に5回も視線が合うなんて片想いとは考えにくい

053:キヨスク

キヨスクで埃にまみれ少しずつ放電してゆくアルカリ電池

051:熊

「ヤダ」なんてカマトトぶっているけれどもうすぐ熊のように襲うよ

050:確率

今日明日と笑って生きてく確率は午前午後とも10%

 1/2

やっとこ半分です。 なんというかまあ、「これって短歌なの?」っていう、根本的な疑問は常々あります。ていうか「大喜利に近いんじゃないの?」っていう内部告発もあります。でも、今はこういうのしか思いつかないのでどうしようもないんです。とりあえず10…

049:礼

流れ込む初夏の微風を受けながら敷金礼金払ったところ

048:凧

実験で君の二の腕 凧糸で縛りつけたらおなかすいたよ

047:ひまわり

ひまわりの種をたんまりほおばってプロポーズする「しわわせにしまふ」

046:設

「彼女とかいる?」 設問に自答して模擬訓練を欠かさない日々

045:楽譜

でたらめに鼻ずさんだメロディーを君がどんどん楽譜に起こす

043:宝くじ

末等の宝くじをばら撒きに行く 屋上へ続く階段

044:鈴

AVの出だしが「チリン」だったので鈴を聞くたび半立ちとなる

042:鱗

「おともだち」だっただなんて二年間 目から鱗と涙、鼻水

041:存在

明け方にたったひとりでUの字で並をかきこむだけの存在

040:粘

スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキっ!で粘り勝ちたい

ひーひーふー

フェードアウトしない程度に若干ペース早めのスローペースでやっていきたい。

039:王子

白い歯と白いタイツと白い皿 王子気取りでサラダバーに立つ

038:有

流麗な筆の運びで店頭に「ほぼ辛くないキムチ有り〼」 携帯からだと最後の文字が化けます。 記号の「ます」です。□に/を組み合わせたようなやつです。 ついでにトラックバックも化けてました。重ねてお詫び申し上げます。

037:V

VitaminA・B・D・E・F・G・H・IはいらないCだけさせて サイテーです。

036:船

白いほほ真っ赤にさせて膨らますピンクの風船奪って逃げる

035:過去

「アタシのねヒゲの青さが好きだって言ったオトコが過去にいたわよ」

034:岡

究極の美女を捜す旅に出ます 探さないでください(山岡)

033:すいか

「まっすぐねもうちょっとみぎ、ひだりそこ!」すいかを追って君のいいなり

032:ルージュ

ご婦人に取り囲まれて体中たらこルージュにまみれたきよし

031:忍

ポケットに忍ばせといた紙切れの丸文字の匂いこっそりと嗅ぐ

029:杖

魔法の杖と呪文とで今日という日は死んだり生きたり死んだり生きたり 7・5・7・8・8 かなり破れかぶれです。

030:湯気

夕立が過ぎるのを待つ斉藤の肩からのぼる湯気を見ている

ひいひいメモ

ひいひい言いながらもなんとか。 若干ペースを上げてみたけど、もう少し煮詰めればよかったと思うのがいくつも。