2007-01-01から1年間の記事一覧
なじられて殴打されたよ股ぐらをサマンサタバサで 午後4時の虹 (伊藤真也)
連作と銘打ってはみたものの、 成立しているのかどうかは不明。 一首作るのさえあやふやな初心者だと言うのに。 つかれました。
透明なワイングラスの液体をカマトトぶって傾けている 空腹を悟られないようちまちまと箸を進めるお通しの豆 ホッピーをダサイダサイと言うけれどさほど変わらんカシスオレンジ 酔いどれて尻に蹴りとか入れてくるそんなコとかに惚れたりもする 七度目の合同…
出不精や方向音痴や人見知りに効くと思うの?インドメタシン (伊藤真也)
湿り気の多い個室でイソジンを口移しでする 村は初雪 (伊藤真也)
しぼり出す「さよならですね」の対応は精いっぱいの他人行儀で (伊藤真也)
右を指すチッコチッコの点滅がシンクロしたから不安じゃないね (伊藤真也)
いちから出直そうと決意した矢先に、 「かんたん短歌blog」のお休みを知り、 愕然としました。 しばらくの間、 だらしなく口を開けて、 ただただその記事を 見つめていたような気がします。 私にとっては短い期間でしたが、 枡野さんありがとうございました…
枡野浩一のかんたん短歌blogが、更新されました。 今回は、二首選んでいただきました。ありがとうございます! だけど、打率は上がってません。 なので、初心に戻るために、 「かんたん短歌の作り方」を読み返そうと思います。 これで何回目だろう。5回目く…
拒否された十円玉の不憫さに「お前はやれる」と強くねじ込む (伊藤真也)
ぐびぐびと「コーラー」飲み干すタヅさんを息を呑みつつ孫が見守る (伊藤真也)→改作前
若者は鍵を鳴らして不機嫌にすり足歩行でコーヒーを運ぶ (伊藤真也)
ゴクゴクと炭酸を飲むヨボヨボの老婆の変化をハラハラと見る (伊藤真也)→改作1
オレンジの風船を追うフリをして君に近づく 深呼吸する (伊藤真也)
バリバリと度肝抜かれるバイブにも膝で寝息のメス猫は初老 (伊藤真也)
・・・「言葉に溺れがち」と言われるのを承知で詠んでいます。 どうしたものか。
手のひらの君のにおいは消えたけど未来永劫 未来へGO! (伊藤真也)
愛してて愛されなくても愛想笑いしないで生きてくお猿のアイアイ (伊藤真也)
目を見張るほどにびっしり貼られてる貼り紙禁止を伝える貼り紙 (伊藤真也)
童貞をなくしたボクのまたぐらに鼻をくんくんとなりのジョンよ (伊藤真也)
短歌に登場する犬の名前はすべてジョンにしようといま決めました。
ネクタイを揺らすのやめて見つめ合い隣のジョンと吠えあうワウン! (伊藤真也)
ネクタイを揺らすのやめて見つめ合い隣の犬と吠えあうワウン! (伊藤真也)
組長を乗せてすっ飛ぶ黒塗りが頭を垂れた稲穂を映す(伊藤真也)
ブラウスの上からわしっとつかんだら気持ちイイですいい気持ちです (伊藤真也)
そういう生き方。 後半の七七は、ぜひとも訛ってほしいです。
最初はグーそのつぎグーでさらにグー「ガンコでねぐで、ほが知らねんだ」 (伊藤真也)
いままで作った歌を読み返すたびに、すごく良いと思って興奮したり、まるっきりダメだと思って意気消沈したりする。困った。こないだ寝入りばなに、画期的とも言えるもんのすごくいい感じの下の句七七がひらめいた。忘れようがないと思ったのでメモを取らず…
隠し事したくないから言いますね「嘘をつきつつ生きております」 (伊藤真也)
うえええい邪悪をはらう祈祷師が四千円の領収書を切る (伊藤真也)