短歌ください採用報告

報告します。
本当は、「かとちえの短歌色物語」がダメだったこととか、
笹短歌ドットコムで2首、かろうじて拾っていただいたこととか。
そんなこんなを包み隠さず発表する所存だったのですが・・・。
めんどくさい病にかかっていたということでお許しください。


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穂村弘さん連載「短歌ください」ダ・ヴィンチ2009年6月号

テーマ:「時間」



 一秒でもいいから早く帰ってきて ふえるわかめがすごいことなの


穂村さんのコメント

>「時間」の経過=「ふえるわかめ」の増量。「ふえるわかめ」って名前自体に時間が含まれていたんですね。ふっと笑いかけて、でも、なんとなくどきっとするのは何故でしょう。これが山火事や出血だったら、大変なことです。「ふえるわかめ」のユーモアの底には、全ての運命を支配する時間の怖さが潜んでいるようです。



この歌を読んだ一部の方から、「笑ってもいいのでしょうか?」という意見がありましたがどうぞ遠慮せず笑ってください。ちなみに、料理なんてしたことない若妻が夫のために味噌汁を作ったものの、予想外の大増量、しかも、いまなお増え続けるわかめに恐怖を感じ、夫に電話をかけた。というようなシチュエーションを想定して詠みました。


いやーしかし今回のテーマ「時間」は、いい歌がたくさんありました。
未読の方はいますぐ本屋で立ち読みをー。